中学受験における直前期の心得

13.直前期の模試の受け方

直前期の模試の受け方は、それまでの受け方とは異なり、かなり本番を意識しながら受ける必要があります。

1.時間配分の最終訓練
 この時期になれば、お子さんの時間感覚も精度が高まっていて、問題をパッと見ただけで、「これは何分。これは何分」と解答時間を判別できると思います。受ける模試と、志望校の入試問題の構成は異なっていたとしても、問題の全体を見て、時間配分を行い、取れる問題から取っていき、ミスの無いように見直すという一連の作業は一緒です。直前期の模試は、その作業の総仕上げをする最後のチャンスです。

2.埋没問題の見極め
 直前期の模試となると、正答率のかなり低い問題もあえて出題してきます。そのような、できなくても差がつかない問題を「埋没問題」としてパスできるかどうかが本番では重要です。差がつかない問題に時間を割いてしまい、解けば簡単な問題が時間がなくて手が回らなかったなんていうことがないようにすることが大切です。直前期の模試は、埋没問題の見極めの練習をする最後のチャンスだと思ってください。

cf.先輩ママからの経験談の中には、「わざと模試を受けずに(問題だけもらって)、1月に入ってから、本番と同じ時間帯で家でやらせた」というものもありました。

14.常にプラス思考で

 もし、本番の試験が、前日に解いた問題とまったく同じだったらどうしますか?現実には、そんな幸運はないかもしれません。でも一問くらいはそういうラッキーもあって欲しい・・・誰しもそう思うはず。「運も実力のうち」とはいうけれど、いったいどうしたら?
 実は、運を味方にすることは簡単にできるんです。それは、家の中に負のエネルギーを溜めないこと。怒ったり、イライラしたりすればするほど、家庭内に負のエネルギーが溜まっていきます。反対に、常にプラス思考で、笑顔がいっぱい・・・正(プラス)のエネルギーに満ちたそんな家庭にはツキも味方するものです。プラス思考から生まれるプラスのエネルギーは、「ツキ」という形で、来る日も来る日も努力してきたお子さんの背中をきっと押してくれるはずです。こんな精神論役に立たないと思う方もいるかもしれません。でも受験なんて、しょせん人間のつくったしくみ。だとしたら、最後の最後は精神論だったりします。

15.最大の仕事は、健康管理と生活習慣管理

 どんなに成績の良い子でも、最後の最後は体力勝負。多くの中学受験を経験した親御さんも、保護者が一番にしなくてはならないのが、子どもの健康管理と生活習慣管理だと言っています。塾に通いだすとどうしても夜更かしになりがちですが、効率が良いのは、朝早く起きて、朝の時間を有効に使うことです。
 そして、お子さんの健康面での変化もいちはやく察知できるよう常に目を配ってあげましょう。疲れている様子が見えたら、もう一度生活リズムを見直し、思い切って塾を休ませるなど、早めに動いてあげる姿勢も大切です。
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